Ⓒ2018「パーフェクトワールド」製作委員会
再会した初恋の人は車イスに乗っていたーー。
岩田剛典×杉咲花W主演。ひたむきでピュアな気持ちが心を揺さぶる、感動のラブストーリー。
2018年 10月5日(金)公開
インテリアコーディネーターとして働く川奈つぐみ(杉咲花)は、初恋の人で高校時代の憧れの先輩・鮎川樹(岩田剛典)と、取引先との飲み会で偶然再会する。樹は、小学生の頃からの夢だった
一級建築士となり、建築設計事務所に勤めていた。あの頃と変わらぬキラキラした笑顔にときめいたつぐみだったが、樹が車イスに乗っていることを知り、驚きと戸惑いを隠せない。
打ち合わせのためにつぐみが樹の職場を訪れた夜、樹の行きつけの店で二人は夕食を共にする。樹は、「全く触れないのも不自然だから」と、大学三年のとき、事故に遭って脊髄を損傷したこと、歩けなくなったこと、それでも建築士の夢をあきらめなかったこと、そして、仕事に対する熱い思いまで、つぐみに穏やかな声で語りかけるのだった。
数日後、樹が高熱を出して入院したことを知ったつぐみは、病院に駆けつける。樹は病床で、翌日に提出しなければならないプレゼンテーション用の資料を必死で仕上げようとしていた。その痛々しい姿に、「また次頑張ればいいじゃないですか」と言うつぐみ。だが、「次があるかわからないのに……今やらなきゃダメなんだ」と訴える樹を見て、手伝いを申し出たつぐみは、樹への思いが溢れてくることに気づく。
なんとか応募できたコンペは佳作だったが、それをきっかけに仕事が入り、樹とつぐみは共に仕事をするようになる。さらに、休みの日も一緒に美術館に行くなど、徐々に距離が縮まっていく……が、樹はもう誰とも恋愛をしないと心に決めていた。それでも、樹のことを大切に思い、支えようとするつぐみ。そして、ある雨の日に、「好きなんです」と告白する。そのひたむきで真っ直ぐな思いが、樹の頑なな心を少しずつ溶かし、二人は付き合うことに。
一緒にいる幸せをみつけた2人だったが、やがてある事件が起き・・・。
大切な人と出会い、いくつもの壁を乗り越えながら、絆を深めていく2人がたどりついた結末とは・・・。
監督:柴山健次
出演:岩田剛典、杉咲花 須賀健太 芦名星 マギー 大政絢 伊藤かずえ 小市慢太郎 / 財前直見
配給:松竹